保存作業
歴史的に最も古い1960年代から10年ごとの区切で保存作業を進めています。各写真ごとに人名、場所、年代、エピソードなど、できるだけ細かく記録する「情報の紐付け」作業も同時に行っています。
1960年代に撮影されたモノクロのネガフィルムは通称TAC アセテート・セルロース (三酢酸セルロース) がフィルムのベース素材となっているため現像後、年数が経つにつれてフィルムの乳剤面が空気中の水分と結びつき、分解していく現象 (ビネガーシンドローム) を発症します。
ビネガーシンドロームには5段階のレベルがあります。1〜2段階目であれば修整が可能でデジタル化が行えますが 3〜5段階目の状態ではオリジナルのフィルムを破損してしまう可能性が高いため修整やデジタル化は不可能です。そのような理由から古いフィルムほど発見が急がれます。